今週の中野満
5類記念日。
過日、4月29日に5類化に伴い「よかったこと」として、「イベント再開」という記事を書きました。
今回は5類記念日として、「よくなかったこと」として感じたことを記します。
新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げになったということは、今までのように、「特別扱いはしませんよー」て、法に基づいて言うことになります。
日常生活において、マスクは強制ではなくなります。感染しても隔離されることもなくなりますし、濃厚接触者の外出制限もなくなります。伴って医療費の補助もなくなります。
経済的には、緊急事態宣言もなくなり時短営業などもありません。以前よりも増して外国人もたくさん来ると思います。2019年の頃に戻る感じです。
コロナの影響でほとんどの事業者が苦しい思いをしてきました。
前を向いて創意工夫を凝らし、コロナを逆手に新たな機会と捉え、頑張りだした事業者もたくさんいらっしゃいます。
その事業はコロナ禍であるがゆえに成立した事業だったかもしれません。
一過性の状況とわかりながらも、何かしなければ生きていけない中、藁をもすがる思いで、なけなしの資金を投資して、がんばりました。
けれども、この度の5類引き下げにより形勢逆転です。5類引き下げは「よくなかった」と捉えざるを得ない事業者さまもいらっしゃいます。
つくづく事業は外部環境に左右されると感じています。新型コロナ感染症という外部環境の変化の影響を受け、ビジネスモデルを変える。次はそれに関する法律改定という外部環境の変化の影響を受ける。また対策を講じる必要がある。
先のその先を見据えることも大事かもしれません。
とは言え、この「今」を乗り切るにはその時の経営判断の繰り返ししかありません。
中小零細企業・小規模事業者にとって、今回の5類引き下げは、良くも悪くも記念日ですね。
5類記念日として、新たな小さな光をこじ開けていく感じで頑張ってきましょう。
まだまだ荒波です。
本日は、午後から計画策定支援の新たな事業者様に、初めての訪問です。
よろしくお願いいたします。