中野満の日記
新しい経営学。
福島県では40度、東京は39.5度、我々の大阪も35度と、もうなんか「暑い」という表現より「熱い」が正しいかもしれません。空気が「熱い」と感じるのは初めてかもしれません。
そんな「熱い日」ですので、冷房を効かせながら読書に励む1日としました。これが余計に地球温暖化の原因になっているかもしれませんが。。。
最近、手にする本は「イノベーション・・・」「ビジネスモデル・・・」とか経営学の中でも近年主流の経営学の本でございます。現在、イノベーションについて学びを深めていますので、読む本が偏ります。
中でも、気が付けば三谷宏治先生の書籍を手に取っています。「ビジネスモデル全史」と「新しい経営学」は以前から気になっていた書籍なのですが、ようやく完読する機会となりました。
とくに「新しい経営学」はMBAの体系的な学びと近代のイノベーションの成功事例から読み取れる経営学を取り入れた、まさにタイトルの「新しい経営学」の内容になっています。私がMBAを修学した時にはなかった学びがあります。
近年ではオペレーションとそれを支えるリソースを「ケイパビリティ」といいます。所謂「強み」と簡単に言ってしまうのでなく、その背景を物語った他社にない、自社が顧客を獲得できる根拠の部分です。このケイパビリティという考え方が非常に腑に落ちました。
誰にどんな提供価値をどんな手法で伝えますか。それを遂行していくオペレーション(プロセス)と必要な経営資源は?そしてマネタイズは?という一連のビジネスモデルが、シンプルに今風に説明されていて、目から鱗な部分が多々あります。
こういった良書は欠かさず読む習慣を持たないといけませんね。
とはいえ、ビジネス書以外から学ぶものも多々あります。そういえば、大好きなみうらじゅん先生の本も手放せません。タイトルはひみつですが…。なんともじわっと染みてくる内容です。
明日はイノベーションの授業です。がんばりたいと思います。