経済産業省認定　経営革新等支援機関

一昨日、中小企業庁から2023年版の中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました。

現状の課題とあるべき姿、それに対する施策がまとめられています。この白書から国が重点を置く視点が明らかに見えてきます。

中でも「成長」という意味の重要さを伺うことができます。

 

第2部の1章で「成長に向けた価値創出の実現」という章があります。

その中で、「戦略については、競合他社と異なる価値創出のあり方を反映した戦略の構想や実行を通じて差別化を図ることが重要」と書き記されています。

 

大雑把な要約になりますが、

価格競争の少ない市場で戦う→利益の拡大となる→賃上げの源泉が可能になる。

それを実現する戦略として、

独自性あるポジジョンの獲得→顧客ニーズを創出し関係性を構築。

それを事業化し展開していく。

とういうことが中小企業・小規模企業の「成長」に繋がっていくことだと解釈します。

 

第10回からの事業再構築補助金は「成長枠」を設けています。また、公募要領45ページ記載の審査項目も変更となっています。事業化点において、差別化戦略の明確化がうたわれています。

その整合性からも、「成長」とは、差別化戦略＝独自ポジジョンの獲得→賃上げ及び雇用→経済基盤の安定を目指すことかと思われます。

 

さて、この白書、読破は大変ですね。私たちのような経営支援を担うものが事業者様にわかりやすい言葉で伝えることをしていく必要がありますね。

 

本日の当事務所は引き継続きお休みをいただいております。

本日はサンデ―競馬で自身の馬を見る目の「成長」を伺いたいと思います。