今週の中野満
認定支援機関向け中小企業施策説明会
本日は、内勤DAYでございます。
朝から、クライアント様からの電話対応や事務仕事にバタバタしているうちに、オンライン会議が始まって、内勤なのにバタバタバタ。
オンライン会議は近畿経済産業局中小企業課主催の「認定支援機関向け中小企業施策説明会」です。
本日の内容は以下3点でした。
■事業再構築補助金について
■先端設備等導入計画について
■経営力向上計画について
各20分ほどの説明で、計50分の会議でした。
3点ともスライドに沿って建付けと変更ポイントをレクチャーしていただく内容でした。
先ず、事業再構築補助金の変更は大きいですね。やはり成長枠の新設。
これは、過日の記事でも書きましたが、単なる通常枠からの変更ではありませんね。
事業転換する業種・業態の市場規模が、過去10年、10%以上拡大しているという条件があります。現状傷んでいない事業者の、傷んでいない業界への参入を応援するよと言っている気がしますね。俗にいう「イケイケ」企業の応援です。
では、今までの通常枠と同等の申請枠はというと、回復枠ですね。こちらは売上減少要件がありますので、現状傷んでいる事業者の思い切った再構築ということでしょうね。
先端設備導入計画は、事業者にとってのメリットは税制支援です。新規設備の導入をし、労働生産性を向上させる計画が軸となります。先端設備のスキームと時間軸は市町村や工業会の関わりもあるので、よくよく練ることが必要ですね。メリットである税制支援は固定資産税の特例ですので、税理士の先生との相談も必要です。
最後に経営力向上計画は、上記と似ています。こちらも設備導入が軸で、税制支援や低利融資、事業承継の特例措置などがメリットです。こちらは事業再構築補助金同様、gbizプライムによる、電子申請となります。以前は紙の提出でしたけど、今は変わっております。
比較的、スムースに流れる入力フォーマットです。
オンライン会議では上記3点のお話でした。記事内容は議事録ではありませんのでご了承ください。
総じて、製造業の事業者様の設備投資には適した支援かなと思いました。先端設備と向上計画はもちろんでしが、事業再構築補助金の成長枠リストもほとんど製造業です。製造業の事業者様にはチャンスですね。当事務所も支援しますよ!
一方で、サービス業の事業者様に適した支援も必要ですね。
BtoCのような個人の一般消費者がお客様の業態ですと、やはり広告宣伝費でしょうかね。自社のホームページやインフルエンサーにかかる費用、ランニングでかかる広告費などが対象となる支援があったらいいですね。
どれだけの経費で1人の顧客を集客できるか。またその顧客が購入や入会につながるには、どのようなアクションが必要か。そこにコストはかかるのか。
そんな観点で集客コストを考えてみると、費用対効果が見えるようになってきますね。
支援を受ることが目的ではありませんが、小規模事業者に手厚い支援が欲しいですね。切に思います。
支援・応援いたします。