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今週の中野満

定性面にも定量面にも物語。

2023.05.29 Mon

本日は内勤でございます。週初ひとり会議として、業務整理。

請求書発行準備。事業再構築の交付申請差し戻し対応。新たな交付申請の電話打ち合わせ。明日の顧問先様とのミーティング資料作成。計画策定支援業務と盛りだくさんでございます。

事業計画書のストーリー性の話を「新規事業の必要性」と題して、5月20日に記しました。今回は、これに補足の話として定量の話を少々。

自社のビジョンや強みや弱み、競合他社の動きや経済・社会的要素、政治的・技術的要素などから生じる環境の変化を定性と捉えます。今回の感染症による大きな打撃の時は、定性面の変化がわかりやすい事例です。

これらの定性分析から自社の取り得る戦略や戦術が生まれます。事業再構築という計画はその1つですね。

では、この戦略と戦術で自社の経営はどうかわるのか。数字で物語ってみましょう。というのが定量となります。経営は定性と定量の関係性が大事です。時に定性を支える根拠が定量となり、定量を支える根拠が定性となります。

よく、「定量的に!」という言葉がありますが、それは、何をすることで(定性)、売上や経費や資金が将来どうなるのか(定量)を単に「数字で表現してください。」てことです。

数字なき物語も、、物語なき数字も意味はない。

by元キャノン社長 御手洗富士夫

わかりやすい名言ですね。定性面にも定量面にも物語!

余談ですが、キャノンという社名は観音様からの由来なんですね。1号機がKWANON(カノン)観音さまのように心を写すという意味でしょうか。創業時の願いが読み取れますね。物語があります。