今週の中野満
1970。
本日も連日に続いて事務書に引きこもりでございます。午前中は週の初めですので1人週初会議と諸連絡事項。午後からは計画策定支援に没頭です。
昨夜、懐かしい写真アルバムを開く機会がありました。
なんとも郷愁感漂う写真の色褪せ具合。
太陽の塔をバックに母の手を握りしめる男の子。
恥ずかしい限りの私の幼少時代。
時代は1970年。
間違っても裕福とは言いづらい家庭であったはずですが、幼少の私は、つま先から足元までお洒落な姿。
高度成長期まっしぐら、ガムシャラに働いて、子どもには不自由なくさせたいという親心だったのかもしれません。
1970年の大阪万博のテーマは、太陽の塔をシンボルに「人類の進歩と調和」だったそうです。正式名称は「日本万国博覧会」。
1990年には花と緑をシンボルに「潤いのある豊かな社会の創造」正式名称は「国際花と緑の博覧会」でした。
そして、2025年には「いのち輝く未来社会のデザイン」と題し「日本国際博覧会」が夢洲で開催予定です。
誰一人残さない社会づくりを目指すというSDGsの目標がデザインされています。大阪を中心に経済が活性することを切に願います。
万博のテーマを振り返るとそれぞれの時代で、何を目標にしているのか、なんとなくつかめますね。1970年はこれからの人類の在り方。1990年は高度成長期を経てバブルがはじけて…なんかちょっとボケてる感じ。これも時代背景かな。
その後の社会は、著しいテクノロジーの進化を遂げました。すごいスピードで私たちの生活を変えてきました。
反面、私たち人間の持つ課題も浮き彫りになってきました。
故に、これからは17の目標を目指す社会が大切になるだなと痛感いたします。
斉藤和義の「僕の見たビートルズはテレビの中」で、「おじさんは言う、あのころはよかったな…わかる気もする けどタイムマシンはない」というフレーズがあります。1990年の時代背景から高度成長期を見た彼のデビユー曲です。
1970年の1枚のスナップショット
お金がなくても、なんか幸せだった時代かも。なんとなくそんなことを感じました。